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予防接種

ワクチン接種で伝染病から愛犬を守る

ワクチン接種は、伝染病の病原体に対する抗体を作り、免疫(抵抗力)をつけるために行います。ワクチンを接種しておけば、万が一、その病気に感染しても、発症が防げたり、軽症ですんだりします。現在、ワクチンで予防できる病気は、狂犬病のほかに9種類あり、多くの場合、いくつかのワクチンを組み合わせて「混合ワクチン」として接種されます。いずれの病気も、感染したら命を落とすこともある恐ろしい病気ばかりです。予防できる病気で愛犬を失うことがないよう、定期的に予防接種を受けさせることは、飼い主の愛情でもあります。

ワクチンで予防できる病気

ワクチンで予防できる病気には次の種類があります。すべて受けておくことが万全ですが、ワクチンの内容と接種サイクルについては獣医師ともよく相談してください。

  • ・狂犬病
  • ・犬ジステンパー
  • ・パルボウイルス感染症
  • ・犬アデノウイルス1型(伝染性肝炎)
  • ・犬アデノウイルス2型
  • ・犬パラインフルエンザ
  • ・レプトスピラ感染症カニコーラ型
  • ・レプトスピラ感染症黄疸出血型
  • ・レプトスピラ感染症ヘブドマディス型
  • ・犬コロナウイルス病
ワクチンは定期的に受けることが大切

ワクチンで作られる抗体は一生モノではありません。ワクチンによってできた抗体は徐々に薄れていくので、継続して予防接種を受けることが大切です。 生後90日をすぎた犬は年1回、狂犬病の予防接種を受けることが義務づけられています。 そのほかの伝染病についても、感染を防ぐために定期的な予防接種で免疫力をつけておく必要があります。 子犬の場合は、母犬からの初乳を介して母親の免疫を譲り受けます。これを「移行抗体」とよびますが、生後6~13週くらいで効果が薄れ、抵抗力が失われるので、この頃に病気にかかりやすくなります。そこで、生後6~8週の間にまず1回目のワクチンを接種します。しかし、母親譲りの免疫がまだ残っていると十分な免疫効果を受けることができません。そこで、より確実に免疫を作るために、最初に接種した後に、3~4週間間隔でさらに1~2回の追加接種を行います。 子犬のときに作られた免疫効果も時間の経過とともに薄れていくので、成犬のワクチン接種のサイクルは年1回が一般的ですが、住んでいる地域や獣医師の考え方によっても違いがみられます。予防接種の種類や時期、接種のサイクルについては、かかりつけの獣医師とよく相談してください。

室内飼育でもワクチンは必要

「うちは室内飼育でほとんど外に出さないから、ワクチンは不要」と思っている人もいるようですが、外に散歩に行っているのなら、感染する危険性はあります。 また、なかには空気感染するものもあるので、散歩に出ない完全室内飼育の場合でも、飼い主がウイルスを運んでくることもあります。「絶対に大丈夫」ということは誰にも言い切れないので、ワクチン接種をしておいたほうが安心です。

ワクチン接種後の体調も観察して

ワクチン接種をきちんと定期的に受けることはもちろん大切ですが、愛犬の健康状態をよく観察して、必ず体調がよいときに受けてください。 接種後は安静にし、ストレスを与えたり、激しい運動をさせないようにします。まれに、ワクチンでアレルギーを起こす犬もいます。接種直後から数時間の間に、目のまわりが赤く腫れたり、ショック症状を引き起こしたりすることがあるので、様子がおかしいと思ったらすぐに動物病院へ連絡を入れて指示をあおいでください。


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