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飼い主がリーダーになるためには

犬は強く正しいリーダーに忠誠を尽くす

犬は群れで暮らす動物であり、ペットの犬にとっての群れは家族です。群れには仲間を統率するリーダーが必要であり、リーダーの指示に従って行動します。しつけをするときにもリーダーの存在はとても重要であり、飼い主がしっかりとリーダーシップを発揮する必要があります。リーダーが不在であったり、群れの順位が不安定だったりすると、犬は混乱して精神的に安定できません。 また、本来年齢に関係なく家族に中では犬の順位が一番下であるべきです。しかし、家族より犬のほうが順位が上位にいると犬が勘違いしてしまうと、家族の言うことを聞かなくなり、いろいろな問題行動を起こす可能性が大きくなります。 犬は正しく強いリーダーに忠誠を尽くし、ほめられることに喜びを感じます。この習性をしっかり理解して、飼い主が信頼されるリーダーになることが、しつけを成功させる最大のポイントです。

犬に信頼されるリーダーになるための10箇条
1.犬の学習方法を理解する

名前を呼ばれたら、必ず飼い主に「なーに?」と注目するアイコンタクトができるように教えるのは、しつけの第一歩です。名前を呼んで注目できたら愛犬をほめます。逆に、名前を呼びながら叱ってはいけません。「名前を呼ばれたら叱られる」と犬は学習し、名前を呼ばれても無視するようになるからです。

2.アイコンタクトを教える

同じことをしているのに叱られたり叱られなかったりすると、犬は混乱します。犬に「例外」は通用しません。ルールを決めたら、家族全員で実行するようにします。

3.食事の時間は飼い主が決める

食事は、犬が吠えて催促されてから与えるのではなく、飼い主が決めた時間に与えます。飼い主が食事をコントロールすることで、犬は自分の世話してくれる頼るべきリーダーであると自覚します。

4.常に愛犬より先に立って行動する

散歩などで犬と外出するときは、必ず飼い主が先に出入りします。自宅の敷地は犬にとっては自分の群れのテリトリーですから、犬はリーダーの後に付いて従わなければなりません。飼い主が外出から帰ったときに、犬が玄関から飛び出しても、必ず先にほかの家族に挨拶してから犬に声をかけます。そうすることで、飼い主や家族のほうが上位にあることを犬は自然に自覚します。

5.号令は低く、威厳を持って

号令ははっきりとした落ち着いた口調でかけます。猫なで声で出していては犬に号令が届きません。また、同じ言葉を何度も繰り返すと犬が混乱してしまうので、一度の命令で、確実に実行させるようにします。

6.愛情をもってたっぷり遊ぼう

リーダーは威張ったり偉そうにして力ずくで犬を押さえつけるのではなく、愛情をもって接し、信頼されることが重要。散歩やボール遊びなど、犬とコミュニケーションの時間をたっぷり設けましょう。このとき、遊びの開始も終了も飼い主が決めます。

7.スキンシップの時間を充実させる

犬は心を許した人に撫でられるのが大好きです。毎日、少しずつでもスキンシップの時間をもつことで、犬は飼い主への愛情を深め、信頼と服従の気持ちを強めます。

8.体のどんな部分も触らせるようにする

犬は急所を触られることで支配されていると感じます。急所は口のまわり、内股、シッポの先、足の先などであり、犬は信頼されていない人に触られるのことを嫌がります。少しずつ触られることに慣らしていきます。犬が緊張せずに触らせるようであれば、飼い主をリーダーと認めている証拠です。

9.号令に従い、服従することを教える

いつどんなときでも、きちんと号令に従えるようにすることは、犬の服従心と自制心を向上させることに役立ちます。「オスワリ」「マテ」など号令に完全に従うようにしつけておけば、犬の動きをコントロールすることができ、より暮らしやすくなります。

10.一貫性をもって接する

犬は強くて正しい指示を出してくれるリーダーに従うことで安心感を得ます。優柔不断だったり、理不尽なことばかり押しつけたりしていては、犬は不安を感じます。一貫性があって正しい判断をしてくれるリーダーに信頼感を寄せます。昨日はダメだったのに、きょうはよいというあいまいな態度では、犬は混乱するばかりですから、毅然とした態度で接することが大切です。


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