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しつけの考え方

人と暮らすためのルールを犬に教える

しつけの本来の目的は、ただ単に「オスワリ」や「フセ」ができるようになることではなく、「みんなと仲良くできること」「人に迷惑をかけない」など、犬が人間社会で快適に暮らしていくためのルールを教えることです。これは、人間の考えを一方的に押しつけることではありません。人と犬とが仲良く暮らすためには、どちらか一方が我慢するのではなくお互いにマナーを守って、気持ちよく暮らせるようになることが重要です。 しかし、しつけのルールはあくまでも人間が決めたこと。人にとっては迷惑に思える行動も、犬にとってはきちんとした理由があってやっています。犬がどんな気持ちで、なぜそういう行動をするのかを飼い主が理解することが大切です。犬の気持ちを考えながらしつけを行えば、愛犬とのコミュニケーションの時間となり、よりよい信頼関係を築くことができます。

飼い主もしつけ方を学ぶ

しつけの基本は、愛犬が飼い主の指示にきちんと従えるようになることです。しかし、しつけを教えてくれたドッグトレーナーの指示には従うのに、飼い主の指示にはちっとも従わない、という話もよく聞きます。犬だけに一方的に物事を教え込むのではなく、飼い主自身が愛犬のことをきちんと理解し、「しつけ方」を学ぶことが重要です。 しつけができていないと「ダメな犬」という烙印を押されてしまいがちですが、それは犬が「ダメ」ではなく、愛犬の気持ちを理解できずにきちんと学習能力を伸ばしてあげていない、飼い主のしつけ方に問題があるのかもしれません。犬はもともと高い学習能力と順応性をもっている動物なので、飼い主の心構えが変われば、愛犬の行動も驚くほどに変わってきます。 つまり、しつけは、愛犬と飼い主の共同作業であり、お互いの信頼関係の上に成り立つものなのです。

上手にしつける5つのポイント
1.犬と信頼関係を築く

しつけの中には犬の本能に反するものもあります。それに従わせるためには、強い信頼関係が必要です。日頃から愛犬とのスキンシップの時間をたっぷりとりましょう。

【誰が世話をするか】

犬と暮らすには、食事、散歩、トイレの掃除、お手入れなど、さまざまな世話が必要です。家族の中に責任を持って世話をできる人がいるかどうかを再確認しましょう。犬が飼いたいと子どもが求めたとしても、最終的な責任は親にあるということもお忘れなく!

2.一貫性をもってルールを決める

同じことをしているのに叱られたり叱られなかったりすると、犬は混乱します。犬に「例外」は通用しません。ルールを決めたら、家族全員で実行するようにします。

3.号令を統一する

「スワレ」なのか「オスワリ」なのか、「イケナイ」なのか「ノー」なのか、号令は統一して、家族全員で同じ言葉を使うようにします。

4.なるべく室内で一緒に暮らす

群れで生活する習性のある犬では、群れの仲間である家族と一緒に室内で暮らすほうが気持ちが落ち着き、リーダー(飼い主)の言うことを聞くようになります。屋外で飼育する場合は、頻繁に声をかけるよう心がけましょう。

5.他の犬と比べない

犬の学習能力には個体差があります。他の犬と比べて焦ったり感情的になったりしていると、愛犬はそんな飼い主の気持ちを敏感に察知します。覚えが悪くても、他の犬と比べないようにしましょう。 しつけは、子犬のうちにしっかり行うことが基本ですが、成犬になってからでも不可能ではありません。子犬よりも根気が必要になりますが、焦らずに楽しみながらじっくり取り組んでいくとよいでしょう。


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