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留守番

群れの中で生きる犬は、ひとりぼっちが苦手

犬は、もともと群れで暮らしてきた動物なので、ひとりぼっちでいるのは苦手です。留守番をしているときも、犬はこのまま飼い主が帰ってこなかったらどうしようと、心細くて不安な思いで飼い主の帰りを待ちわびています。 そんな愛犬を残して、外出するのはしのびないものですが、だからと言っていつも愛犬と一緒にいられるわけでもありません。たいていの犬は不安を抱えながらも、おとなしく飼い主が帰ってくるのを待っています。中には、留守中の不安から鳴いたり吠えたり、ゴミ箱を荒らしたり、粗相をしてしまったりする犬もいて、飼い主から片時も離れることのできない、「分離不安」という状態になることもあります。 そうならないためにも、ひとりで留守番できる犬に育てることが大切です。

ひとりで過ごせる自立心を育てる

留守番できる犬に育てるためには、普段からひとりで落ち着いて過ごせるようにしておくことが大切です。飼い主が自宅にいても愛犬を別室でひとりにしたり、ケージの中に入れたりして、少しずつひとりで過ごす練習をすれば、だんだん自立心ができ、上手に留守番できるようになります。ただし、子犬のうちは排泄の問題もあるので、あまり長時間留守番させないようにし、徐々に慣らしていきます。

留守番を成功させるポイントは最初の30分

飼い主が外出した後の30分くらいが、特に犬は不安に感じています。たいていの場合、吠えたり騒いだりの問題行動もこの30分間に起こります。つまり、この30分をいかに問題なく過ごせるかが、留守番を成功させるキーポイントとなります。留守番が苦手な犬の場合、この30分を耐えられるようになるために、留守番の練習をします。 まずは、愛犬に「マテ」をさせ、さりげなく家を離れる練習をします。初めは1分、2分と1分ずつ小刻みに延ばしていきます。少し慣れてきたら、5分で帰ってきたり、10分外出したりと留守番の長さを不規則にして、いつの間にか20分、30分と留守番できるようにします。 また、留守中に退屈しないように、留守番の時だけに与えるおもちゃを用意しておくのも効果的です。転がすとおやつが出てくるバスター・キューブや、中にジャーキーやピーナツバターを詰めたコングなどを、出かける直前に与えれば、犬は留守番のことも忘れて熱中します。

帰宅後の接し方にも注意

帰宅後の接し方も重要です。愛犬が玄関先で出迎えて歓迎してくれるのはとてもうれしいものですが、「さびしかったでしょ。ごめんね」などと声をかけるほど、犬は留守中の寂しい思いがつのり、留守番が苦手になっていきます。ちょっとつらいことですが、帰宅しても喜ぶ愛犬を無視して家に入り、しばらくして犬が落ち着いてから、ただいまと声をかけるようにします。

留守にするときは室内の整理整頓を

留守中、愛犬が食べ物やゴミ箱をいたずらしたり、物をかじったりしないように、部屋の中はきちんと片づけて出かけてください。また、飲み水もたっぷり用意します。容器をひっくり返してしまうこともあるので、外出時間が長くなるときには、いくつかの容器に入れて、部屋のあちこちにおいて置くとよいでしょう。


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